佐渡廃道めぐり 〜 鹿ノ浦旧道 〜

佐渡廃道めぐり 〜 鹿ノ浦旧道 〜

名勝佐渡海府海岸にあって唯一無人な集落が鹿ノ浦(かのうら)です。

ここを流れる中ノ川という川は慶長期に鉱毒が流れたそうで、集落そのものが片辺(かたべ)へ移動したんだそうです。
平成15年に鹿ノ浦バイパス(鹿ノ浦大橋と鹿ノ浦トンネル)、翌年には南片辺トンネルが開通しましたが、それ以前は海府道でも1〜2の難所と言われた場所です。

佐渡一周線は昭和43年に海府大橋が架かったことで開通しましたが、工事は大正期から続いていました。
戸中(とちゅう)までは大正期に隧道が完成していましたが、この鹿ノ浦道が開通し、相川と高千が結ばれたのは昭和9年のことです。
現在の鹿ノ浦大橋を車で渡ると、山側の急斜面にかつての旧道が心もとなく繋がっているのが見えます。

今でこそ立派な橋と太いトンネルが走る海府道ですが、ほんの10年ちょっと前まではスリリングな…

 

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