僕の股をモーゼが通過したわけがない

僕の股をモーゼが通過したわけがない

息詰まる展開。張り裂けんばかりの空気。こういう修羅場を私は数限りなく、主に少年漫画を読むことでくぐってきました。だから多少の事件やバトルの類いには全く動じないハートを、手に入れたと思ってたんですけど。

井の中の蛙とは私のことでした。息は止まったし文字通り張り裂けましたよね。今年の夏ごろ、はいてた作業着がケツから見事にブリっと切れたっていうか割れた? ちょっとモーゼが通ったんじゃねぇかくらい、それは見事に。

私の読んできた少年漫画にはものすごい筋肉で服がバリバリ破れるということがそこそこありました。世紀末覇者のようにパジャマのボタンをはじけ飛ばし真似したあの頃。しかし、ズボンの股がブリっと割れるような太めのヒーローになるとはついぞ思ってはおらず。心、千々に乱れたわけです。今年最後のホットな話題が、太めのモーゼになりましたという頼もしさよ。

しかし、おめぇ、あの収穫したトマト箱を持とうとしてかがんだ瞬間のストップザシーズンインザサン。心震えましたよね。前方にローリングする勢いで股をのぞき込んだその格好、完全にセミの羽化。抜け殻のような寂寥感とともに「ウソみたいだろ、切れてるんだぜ、そこ」と。

事態はそれだけに留まらず。神の悪戯か、その際、私は…

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ファーマーズ・ハイ!
12/30 (06:20)

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